最高のアクションと切ない物語の対比!映画「ドラゴンボール超 ブロリー」を観た感想と評価

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この記事は2019年1月9日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

映画「ドラゴンボール超 ブロリー」、観てきました!というか昨年観ました!

そう言えばブログに書いていなかったので、感想と評価を描いておこうと思います。重要箇所のネタバレはしませんのでご安心を!

語る上で大事なポイントは、「サイヤ人の過去」「最高峰の戦闘シーン」そして「切なさを感じる物語」です。

惑星ベジータとサイヤ人の過去

「サイヤ人の過去」の話、これがこの映画の一番の見所だと私は思います。

過去の話といえば思い出すのが、「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦~フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父~」という作品です。

ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦
© 1997-2018 Netflix, Inc.

今回の映画「ドラゴンボール超 ブロリー」に描かれているサイヤ人達の過去が、「たったひとりの最終決戦」の内容と違う!という人もいると思います。
が、その辺りはリセットしてフラットな気持ちで観てください。というよりは楽しみましょう!

さて、今までサイヤ人というと、カカロット、ベジータ、ナッパ、ラディッツ、バーダックなど、ほんの一部しか登場しません。
それもそのはずで、惑星ベジータはフリーザの手によって消滅してしまっているからです。

なので今回の映画で、サイヤ人達がどういう暮らしをしていたのか?ということを垣間見れたのは非常に嬉しかったです。

戦闘タイプでないサイヤ人、研究所のような場所、女性のサイヤ人、食べ物、日常会話。
こういったバックボーンを知ると、物語に奥行きが出ます。

好きな人のことをもっと知りたい、そういう感情に似ているのかもしれません。なのでトレーラーを観た時はわっくわくでしたね!

残念なのは「もっと観たかった!」ってことですね。といってもこのシーンにすっごい時間を割いてくれています。
言わばこの映画、前半はサイヤ人の過去、後半はブロリーとの戦闘、の二本立てという感じです。

だけどそれでもやっぱり、もっともっとサイヤ人の日常が観たい!っていう気持ちになっちゃいましたね!
それだけで一本映画を作ってくれないかなーーと願っています。

 

最高峰の戦闘シーン

戦闘シーンの作画は言わずもがな、ですね。時代を問わず観ることができるレベルの作画でしょう。
(こんなの作れる人が羨ましい!!!)

超サイヤ人ゴッドブルーでの戦い方の違いというのを描いていたのも感激でした。

ゴッドは見切ったり、いなしたり、とテクニカルな術的な戦い方を行い、ブルーはパワーでガンガン押し切るような戦い方です。
(超サイヤ人はバランスの取れたいつものような戦い方)

超サイヤ人ゴッド
©バードスタジオ/集英社 ©「2018 ドラゴンボール超」製作委員会

この違いは見ている視聴者にも分かりやすいようになっています。

超サイヤ人→ゴッド→ブルーに変化していく過程もグラデーションで表現されていて、映像的にも素晴らしかったです。

ゴジータの登場も良かったですね!

2018年3月までテレビで放送されていた「ドラゴンボール超」では、ラストで悟空とフリーザが共闘します。私はてっきり、ゴジータもしくはベジットで倒すと思っていたのでちょっと肩透かしを食いました。
これはこれでいいんですが、やっぱり悟空とベジータが見たい!ってのが私の心理でした。

なので、今回のゴジータ登場はすっごい嬉しかったです。ただ、そこまで出さないといけないブロリーって、さすがに強すぎない?とは思いましたけどね。

結構、悟空とベジータが共闘するので、ベジータのキャラの振れ幅に「うーん」と感じる人もいるとは思いますが、私は気になりませんでしたね。

人間誰しも、10代→20代→30代→40代とそれぞれ考え方が変わっていくと思います。

それがベジータにあっても、全然不思議では無いです。尖っていた若い頃と比べて性格が変わっても何ら不思議はないと思います。
むしろその変化に人間としての面白さを感じて惹かれましたね。

 

切なさを感じる物語

派手なアクションの一方で、心がモヤモヤさせられるような切ない印象を受ける映画でした。
面白かったけど、終わった後に少しだけ心に引っかかりが残る。

サイヤ人は絶滅する民族です。

惑星ベジータ
©バードスタジオ/集英社 ©「2018 ドラゴンボール超」製作委員会

故郷が無い、仲間はいるけど少ない、繋がりが細くなったけど消えていない、っていう切なさっていうんですかね。
そこが意識的ではなく流れとして感じられるのが凄い良かったですね。

私達も出会った人が、同じ地元だったり、同じ学校だったりするとちょっと嬉しいというか、テンションが上がるというか、そういう感情があります。

それはどこか繋がりを感じるからだと思います。

滅びたはずの同種のサイヤ人に出会う悟空とベジータは、やはり何か特別なモノがあると思うんですよね。
そしてそこを会話とかではなく戦闘で語るサイヤ人の姿ってのがまた良いんですよ。

観終わった後、失われたようで、でもまだ微かに残っている、そんな小さな光を感じさせてくれる作品でした。

なんだろうなぁ…「幸せになってほしい」と願うような、そんな気持ちですかね。

誇り高き戦闘民族サイヤ人」、この言葉が改めて好きになりました。

それでは点数を付けてみましょう!!

どぅるるるる

100点!!

と、言いたいところですが、

89点です!!

ドラゴンボールが好きな人は絶対見るべきです!

ですがドラゴンボールに興味がない人に勧められる映画ではないですね。気になるなら見てはどうでしょうか、って感じです。

というわけで非常に面白いですが、ファンでない人にも理解を得られる程ではない、というのが89点の理由です。
(90点を超えたら四の五の言わずに見たほうが良い!というレベル)

私にとって今回の映画「ドラゴンボール超 ブロリー」は、まだまだドラゴンボールが観たいんだな、と再認識させてくれる最高のドラゴンボール映画でした!!
→公式サイト:ドラゴンボール超 ブロリー

 

あ!最後に一言!

チライ、可愛いですね。彼女ももっと観たいキャラクターの1人でした!

チライ
©バードスタジオ/集英社 ©「2018 ドラゴンボール超」製作委員会