昨年の5月に設立された「特定非営利活動法人アニメ特撮アーカイブ機構/ATAC」。
「アニメと特撮の文化を後世に遺し、継承していくこと」を目的に活動しているNPO法人です。
私は先日、上記のウェブサイトに掲載されたATAC理事長・庵野秀明氏のあいさつのツイートが流れてきたことで存在を知りました。
ATAC理事長・庵野秀明のご挨拶文を公式サイトに掲載しました。 https://t.co/2YsBAJM2K5
どうぞご覧ください。— ATAC:アニメ特撮アーカイブ機構 (@Info_ATAC) May 1, 2018
庵野監督が、特撮をはじめとした作品の資料や制作物のアーカイブに力を注いでいることは知っていましたが、いよいよ本格的に動き出した、ということなんでしょうね。
独自の進化を続けてきた日本のアニメや特撮も、伝統芸能や文学と同じくらい大切な財産だと思うので、応援していきたいですね。
さて、こういったコンテンツ・アーカイブ活動の有名どころといえば「Internet Archive」。
そのインターネット・アーカイブが今年の3月に公開したのが、1970年代~90年代にかけて販売された「電子ゲーム」のコレクションです。
いわゆる「ゲーム&ウォッチ」に代表される、1つの機種で1つのゲームが遊べる液晶型のゲーム機のアーカイブです。
私も小さい頃、従兄弟に「テニス」かなにかを貸してもらったことがあるなぁ、というくらいの記憶しかありませんが、その頃の懐かしいゲームたちをブラウザ上で見ることができます。
これらのコレクションを眺めていると、ゲームって恐ろしいほど進化したんだなぁと実感します。
今現在、再現されているのは74種類。
中には「ドンキーコング」のように、方向キーとctrlキーを使ってプレイできちゃうものもあるんですよ。
プレイできる状態の実機を保管するのは難しくても、こんな風にデータとして残せるのなら素晴らしいですね。
(機器を分解してデータを抜くため、大変な手間がかかっているそうですが…)
ゲームにしろアニメにしろ、過去に積み重ねられてきた技術を保管するというのは絶対必要な事だと思っているんですが、何しろ手間とお金がかかります。
「ああ、私が億万長者だったなら…!」と考えずにはいられない、そんな休日の午後でした。