イギリスのドラマ「McMafia/マクマフィア」のあらすじと感想・エピソード4

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この記事は2018年2月19日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

ロシアマフィアの息子で、イギリスでファンドを経営するビジネスマン・アレックスが主人公のドラマ「McMafia/マクマフィア」。

McMafia / マクマフィア シーズン1
McMafia / マクマフィア シーズン1(吹替版/字幕版

毎週1話ずつ観て、感想を書いています。
今回はインド勢が活躍しました。手に汗握る展開でしたね!

エピソード3の感想はこちら↓

イギリスのドラマ「McMafia/マクマフィア」のあらすじと感想・エピソード3

 

↓ ここからエピソード4のネタバレがあります! ↓

 

エピソード3で同級生を装い近づいてきた男・アントニオについて、やっとクレイマンに話すアレックス
クレイマンから「なぜ相談しなかった」と言われます。そりゃそうですよね。
結局まんまとアントニオのペースに乗せられ、一方的にヴァディムの取引についての情報を押し付けられてしまったんですから。

ヴァディムを潰す好機だと思っているアレックスですが、「少し考えさせてくれ」というクレイマン。
この後のアレックスの表情、憮然としているようにも見えます。ちょっと腹立つ顔w
エピソード1の時から描かれている「他人に頼らず、自分でなんとかする」性格が徐々に裏目に出ている気がします。

 

ベネシュの情報を集めるヴァディム

ロシアマフィアのヴァディムは、前回警官から聞き出した「カレル・ベネシュ」なる名前の男について探りますが、慎重なベネシュは尻尾を掴ませません。

腹心のイリヤから「直接会えば」と提案されますが、ベネシュの裏にいる黒幕に感づかれたくないのでそれは避けたい。そこで、ベネシュの娘が目をつけられてしまいます。
まあ、常套手段ですよね…。

カロリーナ
© 2018 BBC.

ベネシュの娘・カロリーナは、麻薬所持の濡れ衣を着せられてあっさり逮捕され、SIMを仕込まれた自分のスマートフォンで父親に助けを求めます。
これにはさすがのベネシュも動揺し、「すぐ迎えに行く」と言い電話を切ります。
(ここでベネシュが、一度端末を変えてかけなおしているんですが、冒頭で購入していたSIMと関係あるのかどうかが解らなかった…)

そしてベネシュの通話記録から、とうとうクレイマンの名前が割れてしまいます。
プラハでベネシュと会った際にアレックスも同行していたことまではまだバレていないようですが、いよいよヤバくなってきました!

 

アレックスの家族と会社

前回、南フランスでのゴタゴタの中でプロポーズをし、晴れて婚約したアレックスとレベッカ
家族がお祝いしてくれるんですが、ディミトリの愛人問題のせいで空気がめちゃくちゃ悪いです。いつもとばっちりのカーチャのボーイフレンドが可哀想ですね…。

一方、最近のアレックスの様子がおかしいことを訝しむ部下のカリンはグローバル・ファンドについて問いただしますが、アレックスはハッキリ答えてくれません。でもさすがに隠し通すのも限界です。

グローバル・ファンドの情報にアクセスさせてほしいと頼むカリンに、担当者に伝えるからと一旦話を終わらせるアレックス。
そして、なぜか不正アクセスで解雇したIT担当のトーブ・ミラーと会い、ファンドではなく「僕のために」働いてほしいと持ちかけるアレックス。

トーブ・ミラー
© 2018 BBC.

このあたりの判断は冴えてるなと思いました。でもまあ、危ない橋ですけど…。

トーブによって「部分的に」開示されたグローバル・ファンドの情報を見たカリンは、心配しつつも納得します。

しかしアレックスが持っていた2台目のスマートフォンが、会社から支給されたものではないことをカリンとの会話で知ってしまったレベッカは疑念を持ちはじめます。
自分が把握していない国を設定したアプリや、引き出しに入った海外の紙幣などを見つけたレベッカはアレックスを問い詰めます。

ディミトリも引き出しの中にラブレターを入れっぱなしにしてオクサナに見つかってましたが、こういうところは親子で似てるんでしょうかw

結局クレイマンとの関わりを認めたアレックスにレベッカは「ゴッドマンファミリーに関係なく正しいやり方でやると話し合ったのに」と責めます。

全てはその「ファミリー」を守るための行動なんですけどね…。

 

ヴァディムの取引を妨害するため奔走するディリー

エピソード2で、クレイマンと契約したディリー・マムード。

ディリー・マムード
© 2018 BBC.

クレイマンは今回の作戦にあまり乗り気でない様子ですが、ディリーにチョプラの身辺を探るよう依頼します。

図面も手に入れ準備万端で侵入したはずのチョプラの事務所で、手引した男のミスから無関係の会計士を始末することになってしまいます。
しかも、そうして手に入れた資料にはヴァディムの密輸についての情報は無し。
ディリーもなかなか苦労しているようです。

クレイマンから進捗が思わしくないと知らされたアレックスは、トーブにインドにハッカーの知り合いはいないかと訪ねます。
ターゲットにされたのは、バンガロールで幸せな家庭を築くジャミー(ハンドルネーム)。

ディリーは早速手土産を持ってジャミーの家に押しかけ、仕事をさせます。
このジャミーが優秀で、すぐに密輸する船と行き先を突き止めます。さらにそれだけではなく、港と対象のコンテナまで特定しないといけないという難題にも、どうにか応えるジャミー。
このあたりはなかなかスリルのある展開で楽しいです。ハラハラしました。
やっぱりハッキングの攻防みたいな話は面白いですよね。ミスター・ロボット然り。

かなり際どいタイミングでしたが、ヴァディムの荷物を掠め取ることに成功したディリー達。

「困った事態になった」とチョプラから連絡を受けたヴァディム。
これによってもうパキスタン側とは取引できず、モスクワ側も怒らせてしまうという痛手を負います。

当然チョプラは始末されますが、一方で仕事を成し遂げたジャミーは無事家族の元に帰ることが出来ました。ここが唯一、ほっとできる箇所でしたね。
もしかすると、序盤で殺してしまった会計士に対する負い目がディリーにもあったのかもしれません。

さあ、これでヴァディムははっきりとクレイマン達の存在を知ることになったでしょうから、ここから「本当の戦い」が始まりそうですね!

 

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気になったらぜひ、観てみてくださいね。

→ McMafia / マクマフィア シーズン1(吹替版/字幕版