私は昔からメーラーにThunderbirdを使っているのですが、先日、中身をそっくりそのまま移行する機会があったので、その方法を備忘録がてらメモしておきます。
メールデータの移行方法
データのバックアップ
Thunderbirdのメールデータはすべて「プロファイルフォルダー」に収められています。
フォルダーの場所はエクスプローラーから辿っていくこともできますが、Thunderbirdから開く方法があり簡単です。
Thunderbirdを起動したら、メニューの「ヘルプ>トラブルシューティング情報」をクリックします。
トラブルじゃないのにこの「トラブルシューティング情報」を開くっていうのが、若干わかりにくいですよね…。
「トラブルシューティング情報」のタブが開いたら、「アプリケーション基本情報>プロファイルフォルダー」の「フォルダーを開く」をクリック。
すると、メールデータの入った「aaaaaaaa.default」という名前のフォルダーが開くので、このフォルダーを丸ごとUSBメモリなどにコピーしておきます。
新しい環境へデータを移行
移行先のPCにThunderbirdをインストール>起動します。
起動するとアカウント設定ウィンドウが表示されますが、一旦「このウィンドウを閉じて後で設定する」をクリックして閉じます。
そして、先ほどと同じように「トラブルシューティング情報>アプリケーション基本情報>プロファイルフォルダー」からプロファイルフォルダーの場所を開きます。
すると、既に「bbbbbbbb.default」というフォルダーが存在します。ここに、先程バックアップしておいた「aaaaaaaa.default」をコピーします。
そして、
- 「bbbbbbbb.default」のフォルダ名をコピーし、「_bbbbbbbb.default」など別の名前に変更
- 次に「aaaaaaaa.default」のフォルダ名を、コピーしておいた「bbbbbbbb.default」に変更
これでデータの移行ができたので、Thunderbirdを再起動します。
すると、新しい環境でも以前と同じようにThunderbirdを利用することができるようになっています!
(無事起動できたら、「_bbbbbbbb.default」は削除しても問題ありません)
プロファイルフォルダーを丸ごとコピーすることで、それまでに受信したメールやアカウント設定もすべて移行することができます。
今はWebメールが主流でメーラーを使っている人は少ないかもしれませんが、私はまだまだ現役で使っているので、今後もしばらくはThunderbirdのお世話になりそうです。