アニメーション映画「GODZILLA 怪獣惑星」のプロジェクトPVが3/31、公開されました。
ゴジラのアニメ化、いよいよその一端が見えてきましたね!
「宇宙船」「惑星」、これらのキーワードから、これまでとは全く違うゴジラということが伝わってきます。
さて、気になるキャスト・制作陣を簡単にまとめてみました!
<キャスト>
ハルオ・サカキ:宮野真守
メトフィエス:櫻井孝宏
ユウコ・タニ:花澤香菜
マーティン・ラッザリ:杉田智和
アダム・ビンデバルト:梶 裕貴
ムルエル・ガルグ:諏訪部順一<監督>
静野孔文・瀬下寛之<ストーリー原案・脚本>
虚淵玄(ニトロプラス)<制作>
ポリゴン・ピクチュアズ
注目すべきは原案・脚本の虚淵玄さんでしょう。 そして虚淵玄さんと言えば「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/ZERO」が有名所です。
どちらも深く入っていくストーリで、分かりやすい王道ハッピーエンドとは遠いところにある印象です。
虚淵玄さんはゴジラのストーリを担当するにあたり、動画の中で「真っ先に考えたのは見たこともない世界感」「アニメならではの縛りが無い中で暴れ狂うゴジラ描いてみようと思う」と言っています。
ここだけ正直に受け取ると、分かりやすいゴジラって気もします。
しかし 虚淵玄さんがただただ分かりやすいゴジラを描くとは思えません。見たこともない世界で暴れ狂うゴジラと対峙する人間との中に隠された真意を探るのが楽しくなりそうです。
「暴れる狂う」となると、気になるのが ゴジラの醍醐味「街の破壊シーン」です。
これまでのゴジラは「人間たちが住んでいる場所にゴジラが来る」というものですが、今回は人間が惑星に降りるというところから「ゴジラがいる世界に人間が行く」というものになるんじゃないでしょうか(ビジュアルなどの情報が少ないのでなんとも言えませんが)。
そうなると おなじみの「街の破壊シーン」は難しくなります。
シン・ゴジラもそうですが、見慣れた東京の街並みがゴジラによって破壊されていくことで恐怖心や絶望感が身近なものになります。しかし、今回そういった手法は取れそうにありません。
それをどういう角度から魅せるのか?どう攻めるのか?これは実に楽しみです!
制作は「 シドニアの騎士」「亜人」をCGアニメ化したポリゴン・ピクチュアズです。どちらの作品も全話見ましたがハッキリ言って面白いです!もちろんどちらもCGアニメです。
CGアニメは、セルルックの手法が発達してきた今でも、中々評価されにくく難しいジャンルです。そこに果敢に挑み続けるのがポリゴン・ピクチュアズ。そのジャンルのパイオニアだけあって作品を作り上げる毎にクオリティが上がっています。
キャラクターやオブジェクトはシンプルなデザインというよりも必要最小限の機能に絞って設計された、いわゆるミニマルデザインだと思います。
監督は「シドニアの騎士」の静野孔文さんと、「シドニアの騎士 第九惑星戦役」「亜人」の瀬下寛之さんのタッグ。これは期待できます!
映画「シン・ゴジラ」は非常に高く評価され、ゴジラコンテンツは更にハードルが上がりました。
そんな中でのゴジラのアニメ化は厳しい意見もありそうですが、その難しい事にチャレンジするクリエイターの姿に私自信は胸を熱くせざるを得ないです。
是非、皆の期待を裏切って最高に面白いモノを世の中に送り出して欲しいです!
この「GODZILLA 怪獣惑星」は11月公開予定です。しかも三部作!やばすぎでしょ!