イギリスのドラマ「McMafia/マクマフィア」のあらすじと感想(エピソード1)

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この記事は2018年1月26日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

McMafia(マクマフィア)」は、イギリスで制作され、2018年1月から公開されているドラマ。
ロンドンで亡命生活を送るロシア人一家の物語です。

McMafia(マクマフィア)
McMafia / マクマフィア シーズン1(吹替版/字幕版

まず「ロンドンで暮らすロシア人一家」ってどういう状況なんだろう?と興味を引いたんですよね。まったく想像がつかないので。
タイトルからして、マフィアの話なかな…?という予備知識ゼロの状態で、いざ視聴!

 

↓ ここからエピソード1のネタバレがあります! ↓

 

ドラマは冒頭、ロシアマフィアの「ヴァディム・カリャーギン」が、商談から帰る途中で襲撃に遭い、乗っていた車ごと爆破されるシーンから始まります。

場所は変わって、とあるパーティ会場。

主人公の「アレックス・ゴッドマン」は、イギリス育ち。自分で起ち上げた投資ファンドを経営しています。
いかにもお坊ちゃん然とした雰囲気ですが、故郷であるロシアとの繋がりを嫌って普段から英語を話し、仕事に関しても家族の力には頼りたくないみたい。
叔父の「ボリス・ゴッドマン」が、良い投資家を紹介したいと言っても断ってしまいます。

アレックス・ゴッドマン
© 2018 BBC.

この叔父さんはお調子者キャラで、ゴッドマン家を愛し、特に堅物の甥を心配していつも気にかけています。
アレックスも叔父のことは好きだが、全てを自分の力で成したいと考えているので頼りたくないようですねー。

しかし、電話で席を外した叔父の耳に飛び込んできたのは「ヴァディムの暗殺に失敗した」という知らせ。なんだか一気にきな臭くなってきました。

ボリス・ゴッドマン
© 2018 BBC.

一方、アレックスの父親である「ディミトリ・ゴッドマン」はロンドン暮らしが嫌になっており、資産は放棄してもいいからロシアに帰りたいとぼやきます。

どうやらゴッドマン家はロシアから逃げてきたマフィアの一族であり、金を払って政府に謝罪すれば国に帰れるが、叔父のボリスはそんなのまっぴらごめん、ということのようです。帰るのならば華々しく返り咲きたい。
だから、ライバルであるヴァディムを消そうとした。

でも消すのに「失敗」したらどうなるか…。

そして、アレックスにも嫌な影が忍び寄ります。
ブラックマーケットと取引しているという噂を流された彼のファンドは危機に陥り、冒頭でボリスが紹介しようとしていた「セミヨン・クレイマン」というイスラエルの怪しげな実業家と会うことに。

業務外の相談を持ちかけられたため、返事は一旦保留にした生真面目なアレックスですが、そんな矢先、ファンドの黒い噂を流したのは叔父のボリスであったことが判明。

叔父の家に乗り込むアレックスでしたが、ヴァディムの暗殺に失敗したボリスは目の前で始末されてしまう。
アレックスは命からがら逃げ出します。

弟を失い、すっかり気落ちした父に後のことを頼まれたアレックスはクレイマンに会い、ゴッドマン家とクレイマンをロシアから追放した人物こそがヴァディムであると聞かされます。

なぜマクドナルドはバーガーキングより成功したのか
© 2018 BBC.

そしてそこでクレイマンはアレックスに問います。「なぜマクドナルドはバーガーキングより成功したのか」と。それは「数」
勝つには、マクドナルドが1軒ある場所に2軒のバーガーキングを出店すればいい。

クレイマンの計画は、事業の手を広げることで顧客を奪い、ヴァディムを潰すこと。

…と、ここまで見てやっと気づいたんですが、もしかしてマクマフィアの「マク」ってマクドナルドのマク?

どうやらマフィア同士の血で血を洗う抗争ではなく、「ビジネス」で戦争をするという話みたい。
この辺りでやっとこのドラマに興味が湧いてきました。なかなか面白そうです!

しかし「マクドナルド」に勝つためにはまだまだ自分たちの力が足りない。
家族を守るため、アレックスは当面の命乞いをするためヴァディムに会いに行く…というところで1話はおしまい。

ええー!1話でラスボスに会うんだ!そんなん通用するの?と驚きましたが、ラストでのヴァディムの問いかけにアレックスはどう答えるのか?2話も楽しみです。

 

イギリスのテレビドラマシリーズ「McMafia(マクマフィア)」は、Amazonプライム・ビデオで観ることができます。
現在エピソード5まで公開されています。よくあるマフィアものとは違った切り口で面白いですよ。気になったらぜひ、観てみてくださいね。