イギリスのドラマ「McMafia/マクマフィア」のあらすじと感想・エピソード6

ロシアマフィアの息子で、イギリスでファンドを経営するビジネスマン・アレックスが主人公のドラマ「McMafia/マクマフィア」。

McMafia / マクマフィア　シーズン1（吹替版/字幕版）

毎週1話ずつ観て、感想を書いています。

前回、アレックスに「ご家族によろしく」と言い残して立ち去ったヴァディム。
その手が、いよいよ本格的にアレックスの周囲に伸びてきます。

エピソード5の感想はこちら↓

イギリスのドラマ「McMafia/マクマフィア」のあらすじと感想・エピソード5

↓　ここからエピソード6のネタバレがあります！　↓

距離を置くアレックスとレベッカ

イスラエルで起きたことを何も話さないアレックスを、婚約者のレベッカは信じることが出来ません。
そりゃ、自分の関わっていた人間にあれだけのことが起きたのに何も話してくれないんじゃ不安にもなります。

ヴァディムに警告されて以来、常に周りを警戒して落ち着きのないアレックスに、自分を信頼して全部話してほしいと言うレベッカですが、それでもアレックスは口を割りません。
こんな状態では婚約は無理、というレベッカに、これが片付くまで距離を置こうというアレックス。

確かに、全てを話せば間違いなく手を引いてほしいと言われるだろうし、アレックスの気持ちも分かりますが…。
どんどん悪い方向に向かっていってる気がします。
結局、しばらく2人は別々に暮らすことに。

プール付きのアパートを借りて暮らし始めたレベッカは、子連れのフランス人女性・シルヴィと親しくなり、ベビーシッターが来る日に食事をする約束をします。

家族の警備を強化するアレックス

家族をヴァディムから守るため警備を強化したいアレックスですが、これまた理由を話さないので、せっかく父親にボディガードを付けても勝手に帰されてしまったりと、今ひとつ危機感がありません。
一方、リュドミラを開放するため一人でクレイマンを説得するジョセフですが、こちらも聞き入れてもらえません。
ただ、その行動にはリュミドラもほだされているみたいです。

アレックスはジョセフに、リュドミラを助ける手段を講じる代わりに、警備についてのアドバイスを求めます。

ジョセフはクレイマンに辞意を伝えますが、リュドミラを開放するかどうかを決めるのは君でもアレックスでもない、と言われます。

あらゆることを見てきて「知りすぎている」ジョセフが、辞めることができたのかどうかはこのシーンではハッキリ解らなかったんですが、結局ジョセフはロンドンにやってきます。黙って来ちゃったのか、許されたのか、どっちだろう…？

そしてジョセフの紹介で、アレックスは家族一人一人にプロのボディガードを付けます。
レベッカは別居状態で自分とは一緒にいないので安全と思い、警備は付けないみたいですが…。

ヴァディムの報復がはじまる

外交問題になるのを避けるため合法的な手段を提案するイリヤですが、ヴァディムは承服できません。

ゴッドマン家についての詳細な調査を、ジェンセンという男に依頼するヴァディム。
ロンドンに降り立ったジェンセンとその部下達は、レベッカやマーシャのことまで、綿密に調べはじめます。

一方、プラハのベネシュには単純な制裁では無く、別の罰を与えると言うヴァディム。その対象は、やはりベネシュの娘・カロリーナでした。
カロリーナに暴行した男をボコりに行ったベネシュは、指示を与えた者の名を聞き出します。

その後ロンドンを訪れ、アレックスを訪ねてきたベネシュ。
娘が傷つけられ、警察にも賄賂が効かなくなり、追い込まれたベネシュはアレックスに資金を無心します。相当参っている様子が見てとれます。

しかしベネシュの、この騒ぎはいつか終わるから、そのときには婚約者に「プール付き」の家でも買ってやればいい、という言葉にハッとするアレックス。
どうやらベネシュは情報をヴァディム側に流し、アレックスを足止めすることでこの報復に一枚噛まされていたようです。
娘を盾にされているとはいえ、それで自分たちが助かる保証も無いんですけどね…。

ジョセフによって下手人だったシルヴィは始末されますが、レベッカは無事では済みませんでした。