Amazonプライムビデオで、MR.ROBOT/ミスター・ロボット シーズン3 第8話「削除しないで(dont-delete-me.ko)」が公開されました。
MR. ROBOT / ミスター・ロボット シーズン3(字幕版)
第7話の感想はこちら↓
↓ ここからシーズン3 第8話のネタバレがあります ↓
第8話は先週の血生臭さから一変し、ヒューマン・ドラマのような回でしたね。
冒頭は子供時代。
もうかなり身体の調子が悪そうな様子の父親と映画館へ行くエリオット。まだ腕が治っていない時期で心も閉ざしつつあり、とても映画を楽しむという感じではなさそう。
しかも耐えきれず倒れてしまった父親を放置して一人で映画を観るエリオット。
そんなシリアスな雰囲気とは裏腹に、華々しいタイトルロゴの登場の仕方には「フフッ」と笑ってしまいました。
タイトルが明けると画面の上下がせばまり、本当の映画みたいな…シネスコサイズというんでしょうか?に画面が変わります。
幼少期のエリオット(3人目のエリオット)が見る現在の自分、という構図なのかな?と深読みしてみたり。
そして、現在のエリオット。
前回わりとフリーダムに動いていたミスター・ロボットは引っ込んだようです。
家に帰ると、いつもの「習慣」で淡々と、モーブリーとトレントンのデータを「削除」。
そして「自分自身」「ミスター・ロボット」と、いつも話しかけている「お前」も削除すると言って、あの時映画館で持ち去った父親のジャケットを処分し、犬も人に預けてしまいます。
勝手な思い込みかもしれませんが、この回のエリオットはいつもより生気がなくてほっそりした印象を受けました。まあ、いつもあまり生気が無いっちゃないですけどw
演技なのか撮り方なのか、その両方なのか…どちらにせよ、すごく儚い雰囲気がして上手いなあと。
大量の薬を購入し、売人に心配されるエリオット。まあ、バレバレですよね。
そして、モーブリーとトレントンそれぞれの実家を尋ねて葬式をしてほしいと頼みますが、当然ながらいい顔はされません。
トレントンの家には男の子が。
トレントンはいつも家族のことを…特に弟を心配している描写がたびたびありましたが、そりゃこんなに小さくて素直そうな弟なら心配だろうなあ、と納得でした。
でもわりとしっかりしていてかしこそう。子供が出てくると一気にさわやか…というか、リリカルな雰囲気になりますねー。
浜辺で薬を飲もうとするエリオットですが、勝手についてきた弟に懐かれ、なんやかんやで映画を観に行くことに。
このときは途中で出ていってしまってましたが、今の子供がバック・トゥ・ザ・フューチャーを観たら面白いと思うのかは少し気になりましたね!
あれこれ振り回されて仲良くなり、次の映画の約束もしたおかげで、エリオットは世界にサヨナラできなくなりました。
こういうのってよくあるパターンと言えばそうなんですが、二人の交流の様子が丁寧に描かれていて全然退屈でなく、素直に「いい話だなー」と思いながら観れました。
本当に映画を観ているみたいでした。
世界に踏みとどまることができたエリオット。アンジェラとも話をすることができて一安心です。
エリオットがほんの少し、大人になれたのかもしれませんね。
帰宅したエリオットを待っていたのは、トレントンの死とともに届いたメール。
「信頼できる人物」って、エリオットのことだったんですね!ちょっと意外でした。これが吉と出るか凶と出るか。
どうやらシーズン4も決まったようなので、まだまだ先は長そうですが楽しみです!
We have plenty more battles to fight. #MrRobot has been renewed for season_4.0. pic.twitter.com/ApsEvY6Ofl
— Mr. Robot (@whoismrrobot) December 13, 2017
アメリカのテレビドラマシリーズ「MR.ROBOT(ミスター・ロボット)」は、シーズン1から現在放映中のシーズン3まで、Amazonプライム・ビデオで観ることができます。
気になったらぜひ、観てみてくださいね。