「MR.ROBOT(ミスター・ロボット)」は、2015年からUSAネットワークで放映されているアメリカのテレビドラマシリーズです。ジャンルは、テクノ・スリラーとかサイバー・サスペンスとか言われていますね。
現在シーズン2まで放送されており、日本ではAmazonプライムとAXNチャンネルで観ることができます。
私は元々、ハッカーの話とか、映画やアニメでもハッキングするシーンとかが好きなんです。
分かりやすいところだと、TV版エヴァンゲリオンの「使徒、侵入」の回みたいな。
それで、主人公がハッカーだという情報を見て興味を持ったのが観るきっかけだったと思います。
普段から日本のドラマですらほとんど観ないのであまり期待はしていなかったんですが、1話目からすっかり虜になってしまいました。
主人公のエリオット・オルダーソンは、 ニューヨークにあるサイバーセキュリティ会社でセキュリティ・エンジニアとして働いています。
企業のハッキング対策とかを請け負っている会社なんですが、エリオットは昼間はそこで働いて、夜は他人をハッキングしてるというとんでもないヤツなんです。
そして人の秘密を暴き、自分は正義をおこなっていると思っている節さえあります。
このエリオットのキャラクターが独特で、およそドラマの主人公とは思えない「超」内向的な性格をしています。
演じているラミ・マレックの演技力や目力も相まって、その人を寄せ付けないオーラはハンパないです。
アメリカのドラマのご多分に漏れずカウンセラーにも罹っていますが、そのカウンセラーさえもハッキングしており、本心を話すことは稀です。
そんなエリオットが勤める会社の得意先・Eコープ(通称:悪魔[EVIL]コープ)のサーバーがある夜突如激しい攻撃を受け、対処にあたった彼はサーバーであるメッセージを発見する…というところからストーリーが大きく動き始めます。
話が面白いのはもちろんですが、私が引き込まれた理由のひとつは劇中に出てくる「ハッキング」のシーン。
私も特にサーバー系に詳しいわけではありませんが、このシーンがすごくリアルなんです。
ちょっと残念なドラマや映画だと、こういったシーンは表面だけなぞったようなうすら寒いものが多いですが、この「Mr.Robot」は一味違いますよ。
リアルすぎて、見終わったあとは「パスワード管理には気をつけよう…」「スマートフォン、怖…」と思うこと請け合いです。
ストーリーについてはあまり触れないでおきますが、シーズン1の最後あたりでとんでもないどんでん返しがあります。察しのいい人は中盤で気づいちゃうかもですが。
観てみようかな、と思った方はぜひ白紙の状態で見てもらいたいです。
このMr.Robotは現在シーズン2まで放送されていて、2017年10月からアメリカでシーズン3が始まるんです!
シーズン2の時も、それほど間を置かず日本でも配信が始まったので、今年中には観られるんじゃないでしょうか。
(2017.10.31追記 シーズン3の配信が開始されました!)
私は海外のドラマを今まであまり見たことがなくて知らなかったんですが、最近の向こうのドラマって、人気が出るとシリーズを長く続けようとするんですね。
想像ですが、このMr.Robotも人気が結構出ちゃったし賞も取ったりしたので、シーズン3まで続けることになった感じがします。
シーズン2を観ていて、2クールでまとめられるくらいだったストーリーを3クール以降も続けるために色々膨れ上がっちゃったのかなぁ、という印象を受けました。
シーズン2は正直、観るのがツラかったです。
どんだけ気を持たせるんじゃ、というか、7話まで見終わった時の徒労感がすごかった…。
それだけに、シーズン3で盛り返すことを期待してます!
Amazonプライムには字幕版と吹替版がありますが、個人的には字幕版がおすすめかな。
最初に字幕版を見てしまったのもありますが、エリオットの声に若干違和感が。風貌や性格に比べて声がイケメンすぎて…。
ラミ・マレックの、あのボソボソ単調なモノローグがいいんですよ。
でも話の面白さは変わらないので、興味を持った方はぜひお好きなほうで、1話だけでも観てみてください!
→ MR. ROBOT / ミスター・ロボット シーズン1(字幕版/吹替版)
→ MR. ROBOT / ミスター・ロボット シーズン2(字幕版/吹替版)
2017.10.31追記
Amazonプライムで、シーズン3の配信が開始されました!
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