Twitterとどう違う?急速に広がる新たなSNS「マストドン(Mastodon)」

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

   

この記事は2017年4月15日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

ここ数日、ネットを賑わせている「マストドン(Mastodon)」。皆さんも、名前くらいはどこかで見かけているのではないでしょうか?

でも「マストドン」って何ぞや?と検索すると、アメリカのヘヴィメタルバンドが出てきたりして、公式サイト的なものも見当たらないしよく分からない…。
というわけで、ざっくり調べてみました。

マストドン(Mastodon)とは

Mastodonは、ドイツに住む24歳の Eugen Rochko さんが作った、TwitterっぽいSNS。
ソフトはオープンソースで、誰でもインスタンス(サーバー)を立ち上げることができるのがTwitterとの大きな違いです。
参照:Mastodon instances(インスタンス一覧)

現時点(2017年4月15日10:30)で、687 のインスタンスと 221848 人のユーザーが居るようです。

もうひとつの大きな特徴は、投稿できる文字数が500文字までと、Twitterの140文字に対して3倍以上もあること。
今書いているこの記事が、ここまででおよそ500文字程度ですから、結構ボリュームがあるのが分かりますね。

ちなみに、Mastodonでは投稿のことを「つぶやく」ではなく、「吠える(Toot)」と呼びます。
「Mastodon」という名称が、象やマンモスのような大型の哺乳類(絶滅種)に由来しているからだそうです。

マストドンの始め方

Mastodonを始めるには、まず「インスタンス」を選ばないといけません。
日本でもいくつか有志の方が立ててくれたインスタンスがあるので、先程のリストからユーザー数や登録可否を確かめて、任意のインスタンスに登録します。
ちなみに、本家の「mastodon.social」は、現在登録不可のようです。

登録画面は下図のようになっています。

ユーザー名・メールアドレス・パスワードを入力して「参加する」をクリックすると、確認用のリンクが記載されたメールが送られて来ます。

リンク先で、メールアドレスと先程設定したパスワードを入力して「ログイン」をクリック。

すると、スタート画面が表示されました!


 

マストドンの使い方

よく言われているように、UIはTweetDeckに似ていて使いやすそうです。
一番左が投稿欄。Twitterと同じように、文章を入力して「トゥート!」ボタンをクリックするだけです。

投稿欄の右が「ホーム」。自分がフォローしている人のTootが表示されます。


 

投稿のプライバシー設定

Twitterと違う点として、Mastodonでは投稿毎に公開・非公開の設定ができるんです。

投稿ボックスの下の地球ボタンをクリックすると、

  • 公開…タイムラインに公開
  • 未収載…タイムラインに公開しない
  • 非公開…フォロワーだけに公開する
  • ダイレクト…ダイレクトメッセージとして送信

の、いずれかを選んで投稿することができます。

CW(コンテンツワーニング)

もうひとつ、Twitterに無い機能として「CW(コンテンツワーニング)」があります。

投稿する際に「CW」というボタンをクリックすると、「注意メッセージ」と、クリックしてはじめて表示されるメッセージとを分けて書き込むことができます。

ローカルTLと連邦TL

タイムラインには

  • 「ローカルタイムライン」…自分が属しているインスタンスのタイムライン
  • 「連邦タイムライン」…自分が属しているインスタンスと繋がっているインスタンスのタイムライン

の、2種類があります。

町や学校、サークル単位でインスタンスを立ち上げるなど、面白い使い方ができそうですね。


Mastodonにログインしてタイムラインを眺めていると、ものすごい速さでTootが流れて行きます。この新しいSNSの勢いが感じられますね。

インスタンスの立ち上げが基本的に個人に委ねられていることもあり、まだまだ不安定さがありますが、Twitterに代わる新しい流れになっていくのか楽しみです。