「日曜日空いてる?」この聞き方、実は嫌われてます。「用件を言わない」コミュニケーションの罠と対処方法

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「今度の日曜日、空いてる?」
「今、少し電話してもいい?」
「ちょっと聞きたいことがあるから、時間ある時に連絡もらえる?」

友人や同僚から、こんなLINEや言葉を受け取ったことはありませんか?
実はこれ、コミュニケーションにおいて「やってはいけないNG行動」の一つなのです。

これらの言葉に共通しているのは「肝心な用件を言っていない」ということ。

このように用件を隠して相手の都合だけを聞き出すアプローチが許されるのは、恋愛における告白やプロポーズなど、「軽々しく口にできない本当に重大な局面」くらいのものでしょう。

では、なぜビジネスや日常のやり取りでこれをしてはいけないのか。今回はその理由と、正しい対処法についてお話しします。

「用件を隠す」裏にある卑怯な心理

そもそも、なぜ人は用件を言わずに予定だけを確保しようとするのでしょうか。
その根底にあるのは「最初に用件を伝えたら、断られてしまうかもしれない」という、極めて自己保身的な発想です。

例えば、こんなやり取りです。

A:「今度の日曜日空いてる?」
B:「うん、空いてるよ」
A:「じゃあ、バイト代わってもらえる?」

これは相手から「空いている」という言質を先に取り、断る逃げ道を塞いでから要求を突きつける行為です。大なり小なり、これと同じようなことをやってしまっている人は少なくありません。

戦略的コミュニケーションと言えなくもないですが、相手の都合を無視した極めて利己的で卑怯なやり取りと言わざるを得ません。

賢い人は、あなたの「卑怯さ」を見透かしている

少し頭の回る人や、コミュニケーションに長けた人なら、こうしたアプローチを受けた瞬間に「あ、卑怯なやり方をしてくる人だな」とすぐに気づきます。これはあなたにとって、致命的なデメリット(信頼の低下)にしかなりません。

本当に誠実なコミュニケーションとは、次のようなものです。

「パソコンの購入について相談したいことがあるんだけど、時間がある時に連絡をもらえるかな?」

たしかに、用件を先に伝えると「面倒くさいな」と後回しにされたり、断られたりするリスクはあります。しかし、「卑怯だな」「最初からそう言えよ」と不信感を持たれるよりは、何倍もマシです。

誠実に用件を伝えれば、「ちゃんと目的をオープンにしてくれる、信頼できる人だ」という評価に繋がります。

「コミュ力が高い」と聞くと、巧みな話術をイメージするかもしれませんが、その本質は「自分の意図を真っ直ぐに、誠実に伝えられること」です。相手に何かを期待させて騙すような、誘導的な聞き方をする人は、むしろコミュ力が低い部類に入ります。

「今度の日曜日、バイトを代わってほしいんだけど、お願いできないかな?」と、断られるリスクを背負ってでも正面から聞くのが、本来あるべき誠実な姿なのです。

もし「日曜日空いてる?」と聞かれたら?(100点の返し方)

では逆に、あなたが相手から「今度の日曜日空いてる?」と用件を隠した質問をされた場合、どう対応するのが正解でしょうか。

おすすめの「ベターな回答」はこれです。

「あぁ、1件予定が入ってるんだけど、どうしたの?(何か用件?)」

仮に日曜日が完全なオフで、ただ昼寝をするだけのつもりだったとしても、それは立派な『予定』です。決してウソではありません。堂々と「予定がある」と伝えた上で、相手の用件を引き出してください。

ここで絶対にやってはいけないNGな返し方はこちらです。

A:「日曜日空いてる?」
B:「なんでそんなこと聞くの?」
A:「…バイト代わってほしいんだけど」
B:「あぁ、予定があるから無理だな」

これは相手からすると「質問に質問で返すなよ!」あるいは「バイトを代わりたくないから『予定がある』と嘘をついたんだろ!」と、無駄な摩擦を生む原因になります。

だからこそ、最初に「予定がある」と質問に回答しつつ、用件を聞く(後の先を取る)のです。

【パターン1:断りたい場合】

A:「今度の日曜日空いてる?」
B:「あぁ、1件予定があるんだけど、何かの用件?」
A:「…バイト代わってほしいんだけど」
B:「ごめん、さっきも言った通り予定があるからちょっと無理だな」

【パターン2:引き受けてもいい場合】

A:「今度の日曜日空いてる?」
B:「あぁ、1件予定があるんだけど、何かの用件?」
A:「一緒に映画でも観に行ければと思ったんだけど」
B:「あ、予定っていっても1時間くらいで終わる用事だから、映画なら問題ないよ!行こう!」

このように、相手の用件を聞いた上で、こちらの「予定」の融通を利かせれば、角を立てずにコントロールすることができます。

「相手の言葉を誘導するなんて、それも卑怯なやり方ではないか?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、そもそも相手がきちんと用件を伝えてくれさえすれば、こんな対応をする必要はないのです。

これは言わば、理不尽なコミュニケーションに対する「正当防衛」のようなもの。相手の身勝手なペースに巻き込まれないために、やむを得ず取る護身的な会話術だと思ってください。

まとめ:相手を誘導する会話は今すぐやめよう

相手の用件を引き出す「後の先」を取るような会話術を紹介しましたが、本来はこんな気を遣わせるようなコミュニケーション自体、するべきではありませんし、このテクニックがいつでも完璧に機能するわけでもありません。

なぜなら、こうした会話は「話しかけてくる側(用件を隠している側)」が万全の準備をして切り出してくるため、どうしても相手のペースになりがちだからです。(そもそも、人と人とのコミュニケーションに、そんな有利不利や駆け引きなど持ち込みたくないですよね)

もしあなたが無意識のうちに、用件を言わずに相手の行動を促したり、返答を縛ったりするようなコミュニケーションを取っているなら、即刻やめることをおすすめします。

自分がそれをされたら「してやられた!」と不快に思うように、相手も同じように感じています。良い返答がもらえるか不安な時こそ、小細工をせずに誠実に尋ねる。それこそが、お互いにとって最も気持ちの良い、本物のコミュニケーションなのです。