意外と知らない?クレジットカードを安全に使うための4つの心がけ

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この記事は2017年6月10日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

先日、政府広報が出したクレジットカードの使い方についての動画を目にする機会があったのでちょっとご紹介です。

昨今、偽造やなりすましなど、サイバー攻撃などによるカード情報の漏洩が多発しているが、誰でも出来る対策で不正利用を防ぐことができる、という趣旨でした。
→ 意外と知らないクレジットカードの安全な使い方 – 政府インターネットテレビ

かくいう自分も、少し前にクレカ被害に遭ったばかりなので、これは興味深いですね!
その時の記事はこちら↓

被害総額50万円!クレジットカードで不正利用されて考えた6つの対策

ICカードと磁気カードの違い

今出回っているクレジットカードには2種類あって、それが「ICカード」と「磁気カード」です。

ふたつの違いを簡単にまとめると、

ICカード 磁気カード
  • ICチップが付いている
  • 決済端末にカードを差し込んで読み取る
  • 端末に表示された内容を確認して利用者が暗証番号を入力する
  • ICチップは付いておらず、磁気ストライプに情報が書き込まれている
  • 店員が決済端末に磁気カードをスワイプして読み取る
  • 伝票の内容を確認して署名(サイン)する

ICチップ付きカードにも磁気ストライプは組み込まれているので、磁気用端末での決済も可能です。

では、IC取引と磁気ストライプ取引とではどちらが安全なんでしょう?

普通に考えれば、ICチップのほうが磁気より後から出てきた技術だし、ICの方が安全でしょ?と思っちゃいますが…。
でも、自筆のサインを書くほうが他人には真似できないから磁気かも?とも思います。

改めて問われると結構理解できてないものですね。

正解は、「IC取引のほうが安全」なんだそうです。やっぱりか。

ICカードはICチップの中に情報が入っているのでそれを取り出すのは難しく、より安全とのこと。

ただ、日本ではまだIC取引に対応しているお店が少ないため、せっかくICチップ対応のカードを持っていても磁気取引になってしまうことが多いそう。

普段買い物の時、お店によって暗証番号を入れる時もあれば、サインをする時もあってバラバラなのはそういうことだったんですねー。

セキュリティ対策の強化

IC取引が普及しているヨーロッパなどに比べると、日本は不正使用に狙われやすく、このままだとセキュリティホール化していく危険があります。
そのため法律の改正で、販売店へIC取引を義務付けたりなどのセキュリティ対策をしているそうです。

そしてもうひとつ大事なのが「ネットショッピング」への対策。

なりすまし被害防止のため、「クレジットカード番号」「有効期限」の入力に加え、「パスワード」などの追加情報の入力が推進されているとのこと。
サイトへのログインとは別の、決済時のパスワードということみたいです。

ただ、動画の中でも触れられていた「手元にカードが有ることを証明できる」というセキュリティコードの有効性に関しては前から疑問なんですよね…。
(だってカードをひっくり返せば見ることができるたった3桁の数字なんて意味なくないですか?)
サイトによっては、入力枠があるのに「任意」だったりすることもありますからね。

まあそれはともかく、ICカードへの切り替えや店舗の対応は順次進められていくとしても、消費者としても自衛が必要ですよね。

消費者が心がけるべきこと

といっても、やはり消費者にできることはとても基本的なことです。

  • 暗証番号は本人にしか分からない、推測されにくい番号にする
  • たとえ身内でも、暗証番号は決して教えない
  • お店での入力時は手で隠すなどする
  • サイト上にクレジットカード番号などの履歴を残さないようにする

当たり前のことばかりですが、これらを常に心がけて自己管理するというのが大切です。

今回、政府広報の動画を見ていて一番意外だったのは、日本ではIC取引の普及が遅れている、ということでした。
技術が進んでも、浸透させるには時間がかかるものなんですね。

でも将来、ICカードへの切り替えが完了したとしても、自己管理の部分が大切なのは変わらないと思うので油断は禁物!

便利さと引き換えのリスクは付きものだということを忘れないようにしたいですね。