今さらながら「大逆転裁判2」をクリアしたので感想など(ネタバレあり)

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この記事は2017年11月20日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

本当に素晴らしかった!

「大逆転裁判1」を終えた時の、「伏線全然回収できないまま終わっちゃったんですけど?!」というモヤモヤを全て吹き飛ばしてくれました。

ストーリーは、かの「逆転裁判3」にひけをとらなくらい面白かったです。

特に今回はまったく事前情報をチェックしていなくて、体験版もやらずにプレイしたので、色々と驚きの連続でした。

特に亜双義!
どうやら、発売前に「仮面の男」は解禁されてたらしいんですがそれも知らず、バンジークス検事の部屋に座卓があるのを見て「あれ、もしかして…?」となったくらいです。

仮面の従者
©CAPCOM CO., LTD.

もちろん、あれで退場とはさらさら思ってなかったんですけど、情報をシャットダウンしていたおかげで新鮮に驚くことができました。

亜双義がどうしても渡英しなければならなかった理由には驚きました。思った以上に、背負っているものが大きかった…。
そしててっきり終盤は亜双義を弁護するのだと思っていたら、まさかの検事にジョブチェンジ!
ライバル検事であるバンジークスを弁護しつつ、親友である検事と戦うという、贅沢(?)な展開でしたね。

そういえばずっと気になっていた「狩魔」については、その名を姓にした弟子がいる、という話が出てきましたね。
でも結局、「御剣」については何も触れられなかった…。
成歩堂龍一の先祖が出て来るなら、てっきり御剣に関しても何らかの形で出てくるものとばかり思っていたのでちょっと拍子抜けでした。
(狩魔→剣→御剣 これは何かある!と勝手に盛り上がっていたのに…)

ダウンロードコンテンツの「大日本帝國編」では、亜双義の本家が四国にある…という情報が唐突に出てきたんですが、なにかその辺りの話も織り込まれる予定だったのかもしれませんね。

グレグソン刑事にも驚きました。ただのアゲモノ好きのおじさんじゃなかったんですね…。

トバイアス・グレグソン
©CAPCOM CO., LTD.

「2」が始まってからやけに協力的だったり、「フランスに赴任する」とか言い出したのでまさかとは思いましたが…。
歴代の被害者の中でも、結構ショックが大きかったです。しばらくは「ほんとは生きてるよね?」と思ってました。

ラスボスに関しては「1」の時から疑う余地はありませんでしたが、他の登場人物も御琴羽教授をはじめとして「秘密」を持っている人が多くて、最後までどんな風に話が転ぶのか気が抜けませんでしたね。

そうそう、逆転裁判は裁判中の証人の豹変っぷりも楽しみの1つでしたが、シリーズを重ねるごとにそれが薄味になっていって少し物足りなかったんです。
その点、ラスボスは久々に「イイ顔」が見られて満足でした。もうちょっと崩れてもよかったくらいですけどね。

その他、そこらじゅうに散りばめられたホームズのオマージュが楽しかったですね。子供の頃、何度となく読み返していたのに覚えていないネタなどもあって、久しぶりに読み返したくなりました。
(こちらで全て読めますよ!ありがたや → コンプリート・シャーロック・ホームズ

そして最も素晴らしいのは、なんといっても巧舟氏のテキスト!
法廷パートでも探偵パートでも、冴え渡るタクシュー節に「これこれ!これが逆転裁判だよ!」とプレイ中ニヤニヤが止まりませんでした。

参照:

逆転裁判は謎解きや尋問の楽しさもさることながら、あのテキストを読むことが真の目的ですから(断言)。逆転裁判は氏のテキストあってこそ!

今までの逆転裁判シリーズの総まとめのような内容、そこからさらに洗練された物語とトリック、そして生き生きとしたキャラクター。
プレイしている間は本当に幸せな時間でした。

あえて残念な点を挙げるとすれば、探偵パートで重要な話が明かされることが多くて、「そこは裁判で追求して明らかにしたかった…」というのがわりとあったこと。
考えたくないですが、元々は3部作だったのでは…?と思うほどの詰め込み具合でした。

「1」と「2」でストーリーはキレイに終わったけど、やっぱり純粋な「日本編」もぜひやってほしい所です。
売り上げ次第だとは思うけど、これだけ個性的な素晴らしいキャラたちを2作品だけで終わらせるのはもったいなすぎます。

事務所を開設してからの話、ホームズが来日する話、亜双義が日本で検事になる話…。まだまだ龍ノ介達の活躍を見せてほしいです。

それにしても、本当に楽しかったなー。
私、初回プレイではわざと違った証拠品をつきつけられないチキンプレイなので、近いうちにもう一周して、小ネタもくまなく拾いたいと思っています!