映画アウトレイジ最終章を観た感想をなるべくネタバレなしでまとめました!

MMDにて3DCGによる多彩な動画が作れる事に魅入られ、「カイト伝」をはじめとするMMDアニメーションを制作中。
その他、ゲーム実況などにも手を出す。

この記事は2017年10月14日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

こんにちは!seroです。

私は「ヤ◯ザ」と「不良」映画は邦画が面白いと思っていて、その中でも大好きな映画が北野武監督の「アウトレイジ」!
その最新作「アウトレイジ 最終章」を観てきました!

アウトレイジは英語で「激怒、暴力、非道な行為」を意味しており、その名の通り、北野武監督の映画でもっとも激しくバイオレンスな作品だと思います。

いやー、このタイトル素晴らしいです!
この映画の内容を一言で表すならまさに「アウトレイジ」でしょうからね。

さて、そんなアウトレイジも今回で3作目です。「アウトレイジ 最終章」の感想の前に、1作目と2作目についてあらすじを簡単に説明しましょう。

一作目「アウトレイジ」

日本有数のヤ◯ザ「山王会」の中で起こる権力争い。
ビートたけし演じる「大友」が、争いの渦中で右往左往。裏切りにつぐ裏切りで誰も信用できない。まさに全員悪人。
あと椎名桔平がぶちカッコイイ!

 

二作目「アウトレイジ ビヨンド」

さらに大きくなった山王会だが、その新体制が気に入らない古参の幹部が関西の大規模ヤ◯ザ「花菱会」に相談を持ちかけた事から、再び山王会で内輪揉めが発生。

山王会と花菱会の2つの大きな渦に大友も飲み込まれてゆく。日韓に大きな影響力を持つ韓国マフィアのフィクサー、チャンも登場。そして三作目の「アウトレイジ 最終章」へと続きます。

 

アウトレイジ 最終章

「アウトレイジ 最終章」は、一作目・二作目と比較するとずいぶんと毛色が違います。続きモノというよりは単品モノな感じです。

これまでは山王会の内輪揉めがストーリーの主な部分を担っていましたが、最終章は花菱会と韓国マフィアの争いが中心です。そのせいか、どうも続きって感じが薄れます。
なので最終章だけ観ても結構楽しめると思いますよ。

©2017「アウトレイジ 最終章」製作委員会

大まかなストーリーは、

韓国の済州島に遊びに来ていた花菱会の花田(ピエール瀧)が、揉め事から店の店員一人をヤッてしまう。しかしそこは大友が仕切る韓国マフィア、チャンの縄張り。

そのことを後で知った花田は、若頭補佐である中田に相談。中田は金を包んでチャンに詫に行くが、一筋縄ではいかないことを知る。

一方、花菱会本部は代替わりした会長に不満を持つ幹部と、反抗的な幹部に不満を持つ会長との間に大きな溝が広がっていた。

自分の若い衆を殺され、また過去の遺恨を持つ義理堅い昔気質のヤ◯ザ・大友が、花菱会との落とし前を付けに日本に戻ってくる。

とまぁこんな感じです。

今度は花菱会で内輪揉めかよ、って感じではありますが、この人間関係のゴタゴタ感がやっぱりよく出来ていて面白いですね。

また、二作目で「俺、山王会とやる気ねぇーぞ」「木村!もう帰ろう!」とやる気が無かった大友が、この三作目ではやる気満々なのがちょっと面白かったですw

それからキャストの演技も注目です。
台詞ではなく表情で語るのが北野映画の特徴と私は思っていますが、今回も良かった!

アウトレイジは「バカヤロウ!」「コノヤロウ!」と激情型ですが、静かな演技も魅力的の一つ。
キャストの中でも花菱会の若頭を演じる西田敏行と、若頭補佐を演じる塩見三省の演技は抜群でした。

台詞は無くとも、表情に出る隠しきれないちょっとしたイラ立ちや、腹の中ではどう思っているのかを読み取るのが難しい微妙な感じが、演技として最高峰に近いレベルだと思います。

カメラの寄りが多いのも面白い手法だと思います。
冒頭の会話シーンは話す役者毎にいちいち切り替わるんですよ。要するにカメラに写ってるのは一人だけ。

引いたり、並べたりしてフレームに二人を収めて二人の立ち位置など場面状況を表現することも出来ると思うんですが、あえてせず役者の表情だけを映す。
それがまた魅力を引き出してるんですよねー。

このあたりはシンゴジラに近いものを感じます。役者のアップはホント多かったと思います。
そういうえば一作目も二作目もそんな感じはありましたね。

面白い顔を撮るというか、やっぱ表情って大切だなと思いました。

それからこの最終章は昔のたけしの映画って感じもしました。ソナチネやブラザーに似たカットや、話の持って行き方が近かったような気がします。

終わった感がすごくて、最終章の名に相応しい映画でした。

それでは点数をつけましょう!

どぅるるるるるるっるるるるる!デデン!

 

65点です!

 

ちなみに点数の考え方はこんな感じです。

50点以下…観なくていい映画

51~69点…気になるなら観てみたらいい映画

70~89点…観たほうがいい映画

90~100点…観るべき映画

やっぱり全員にオススメできないのがこういう映画のツライところですね。見る人を選びます。
なのでヤ◯ザものが好きな人はプラス10点してください。

ちなみに一作目の「アウトレイジ」は70点。二作目の「アウトレイジ ビヨンド」は69点です。

最後に…。
客層がアウトレイジでした。

映画の最中に携帯は鳴るし、ポップコーンは床に散乱、ゴミも放置だったりと残念です。

普段観てる映画(アニメが多いですが)ではこんな事はなかったです。
やっぱり映画のジャンルによって変わるんですかね~。