まさかの水漏れで大ダメージ!事故発生から保険金支払までの体験談

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この記事は2017年10月17日に書かれたものです。
現在は内容が古い可能性もありますのでご注意ください。

それは突然やってきました。

ある日の午前中、近所に買物に出かけて帰宅し、買ったものを片付けたりしていた時です。
なにやら足元から妙な音と、ヒンヤリとした感触が。
「ズブブ…」
ハッとして床を見ると…、床板の隙間から水が染み出してる?

…想定外の出来事に遭遇した時って「目の前が真っ暗に」とか「頭が真っ白に」とか言いますが、あれ、本当ですね。
状況を把握した瞬間、私は頭が真っ白になり、数秒の間「これは夢なんだ」「もう少ししたら覚めるんだ」と思い込もうとしました。

しかしそんなはずもなく…。相変わらず足元には水が滲む床が存在しています。

 

水漏れの対処


とにかく、まずはこの状態をなんとかしなくては。
いわゆる「水のトラブル◯◯◯円!」みたいなのに連絡すればいいのか?でも全く勝手が分からない所に電話して、法外な請求が来ても困るし…。

混乱する頭でぐるぐる考えた結果、まずは今の部屋をリフォームしてくれた会社に相談してみることにしました。割と大掛かりなリフォームだったので、配管の位置などを把握している所のほうが話が早いと思ったからです。
それに直接修理は頼めなくても、そこから業者を紹介してもらえれば、飛び込みより安心ですもんね。

電話して状況を説明したところすぐに来てくれて、午後には専門の業者さんも加わり、ひとまず水を止める応急処置をしてもらいました。

その際、リフォーム会社の方から
「マンション購入時に保険に入っていると思うので、今回の事故に保険が適用されるかどうか確認しておいてほしい」
と言われました。

 

保険会社に連絡


保険といっても、加入しているのは火災・地震保険くらいしか覚えがありません。
水漏れにも使えるケースがあるなんて思いもよらなかったので驚きましたが、とにかく契約書類を引っ張り出して電話してみました。

すると「 (共用部分でない) 自宅内の設備の事故なら対象になる」とのことで、すぐ担当者につないでくれ、手続きの説明をしてくれました。

具体的な手順としては、保険会社から届く書類に必要事項を記入し、修繕にかかる費用の見積書などと、事故の様子が分かる写真を同封して返送すると、審査ののち、保険金が支払われるという流れです。

もちろん、この時点では支払われる額はわかりませんし、全額補償されるかどうかもわかりません。
それでも、保険が効くとわかっただけでも随分気が楽になりました。

そうそう、実際にこういう事がおこると気が動転していてそれどころではないかもですが、「写真」は大事です。
事故の状態を保険会社に伝えられるのは写真しかないので…。
使う・使わないは置いておいても、なるべくたくさん撮っておいて損はないです。

その後マンションの管理組合にも連絡し、階下の部屋には影響が無いことも確認できました。不幸中の幸いでしたね…。

結局、水漏れの範囲は台所からダイニング・夫の部屋・私の部屋の3室におよんでいて、その部屋の床は全部貼り替え(!)ということになりました(T_T) きっつー

 

修繕工事

工事日は、職人さんや資材の手配などもあるので2週間後。
応急処置のおかげで水は漏れなくなったものの、床板は水分を含んでところどころ撓んできています。汚れと水が混じって黒ずんだ床が目に入るたび、憂鬱な気分に。

何より心にのしかかるのは「お金」。3部屋分の床の貼替えの費用です。
見積は早い段階で出してもらったのですが、正直、半額負担でもキツい…。

そして金額もそうですが、工事の間の生活をどうするかというのも頭の痛い問題。
一部屋だけならなんとかなりますが、3部屋を一度に修理するとなると寝るのにも困る状態で…。
検討の結果、浸水を免れたリビングに全部の荷物や家具を移動。寝るスペースはどうにか一人分確保できたのでそこで夫が寝起きし、私は工事が終わるまで実家に帰ることになりました。

ちょうど、夫のシルバーウィークの長期休暇と重なってしまい、仕事に影響が出なかったのは良かったんですが、どこにも行けず残念な休暇になってしまって申し訳なかったです。

工事は概ね4日間ほどで終了。リフォーム会社と大工さんに頑張っていただいたおかげで、予定より短くて済みました。
ようやく元通りになり、いつもの生活が戻ってきた時は、ほんとうにほっとしました…。
「なにも異常がない」ことが、こんなにありがたいとは思いませんでした。

 

保険の審査と支払い


そして必要な書類をまとめて、保険会社に郵送。すると数日後、電話で支払に関する連絡が。
ちなみに今回のケースでは、工事にかかった費用の内、床の解体費用以外は対象となり、ほぼ90%支払われました。
そのほか「事故発生時諸費用保険金」というものがあって、かかった費用の30%がさらに支払われることに。結果的に、自分たちの負担はありませんでした
これでやっっっっと、胸のつかえが取れた感じです。本当にほっとしました(T_T)
連絡をもらってから2日後には、振込がありました。早い!

これで金銭面での不安も解消されてやっと平穏が訪れました。…が、 今でも、床に水滴が落ちていたり、足の裏にちょっとでも違和感を感じたりすると「また水漏れしているんじゃないか」という不安に襲われ、何度も何度も床を確認してしまいます。

一番きつかったのは、水漏れが発生してから原因が分かるまでの間でしたね。
排水管を直してもらってからも、「原因は別にあって、まだ直ってないんじゃないか」という恐怖がずっと頭を支配していて、本当に参りました。

水漏れでこんな状態なんだから、もし災害などで家がなくなったりしたら…と考えると、その精神状態は想像するに余りあります。

 

原因と対策

今回こんなことになってしまった原因はいくつかありますが、たぶん一番の原因は、私が「排水管の掃除を甘くみていた」ということだと思います。要は「詰まり」ですね。
なによりアウトだったのは、「詰まりがひどくなってからラバーカップを使ったこと」。
排水管に無理な力がかかり、水漏れの原因を作ってしまった可能性が高いみたいです。

修理に来てくれた業者の方にも聞きましたが、1週間に一度は排水クリーナーで掃除をしたほうがいいそうです。
今までは「流れが悪いな」と感じたら掃除する程度だったんですが、それでは遅すぎるってことですね。
この件以来、何はなくとも必ず週に一度は洗浄をするようになりました。

それと、「保険は大事!」ってことが身に沁みました。
正直言って負担額の少ない保険だったので、申請した後もあまり期待はしないで待っていたんですが、まさかの黒字!
やっぱり、大手の保険会社は頼りになりますね。
「水漏れ」が対象かどうかは保険のタイプに依るので、加入時に確認したほうがいいです。

水漏れが発生してから、何をどうしていいのか分からず、同じような状況の人がいないかネットで検索しまくりました。
その時見つけた体験談にずいぶん助けられたので、今回私も記事にしてみました。
もちろん、2度とこんなことが無いようにという自戒も込めて。

同じような目に遭ってしまった方の参考になれば幸いです。